日本にも「ワーキング・プア」がいるんです・・・一握の砂・・・。
日本は景気が回復した、世界第2位の経済大国だ。
「嘘だろう!!」
日本では昨年「小林多喜二」の「蟹工船」が、何と30万部のセールスを記録。
「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」で始まる「蟹工船」・・・。
この飽食の時代を迎えたと云われる昨今の日本で「小林多喜二」の名前が出てくるとは、思いもよらなかった。
「働いても、働いても、食っていけない80年ほど前の小林多喜二の時代とは、違う。」と思っていたが、そうでもないらしい。
「ワーキング・プア」という言葉がひとり歩きする時代が、現代日本なのか・・・。
それは、「貧困」・・・。
この世に生まれて、一番みじめなのが、「貧困」・・・。
アメリカの最大手であるインターネット・オークションサイト、イーベイ(Ebay)が、世界の貧困層の起業家に対する融資を促進し、投資家に利潤も還元するマイクロレンディング(小規模貸付)専用ウェブサイト、「Microplace.com」の運営を開始したそうです。
企業としての「投資先」としては、全く旨みがありません。
小額の投資先をいくら増やしたところで経費(主に人件費)ばかり、かさんでしまいます。
貧困層への融資は、「貸し倒れ」の危険制が極めて高くなります。
これが、ボランティアや慈善事業でなければ、かなりの挑戦といえるでしょう。
貧困層は、豊かさを追い求めます。
かつて、アダム・スミスというイギリスの高名な経済学者が、そのことを「見えざる手」と称しました。
「見えざる手」とは、個人による自分自身の利益の追求の結果、社会公共の利益を増進させるというロジックを評した文言です。
まずは、「手から口へ」。
やがて「貨幣経済」が浸透し、貨幣自体に担保価値が生ずるようになります。
やがて産業が興り、自由競争に発展、技術革新を経て、更に経済が成長。
そして、街に商品が行き渡るようになります。
その結果、「衣食住足りて、礼節を重んずる」です。
資本家や投資家は、そこまでを支援出来るかどうかの判断が、難しいところです。
イーベイ(Ebay)は世界の「ワーキング・プア」を救おうと立ち上がりました。
日本の「ワーキング・プア」にも、救いの手を・・・。
はたらけど
はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る。
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握(にぎ)れば指のあひだより落つ・・・。
明治40年(1907年)代の歌人「石川啄木・一握の砂」より。
100年後の日本も、実は、あんまり変わっていなかったんですね・・・。
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