中国ゴビ砂漠の緑化に尽力した鳥取大学名誉教授・遠山正瑛(とおやませいえい)教授。
中国内蒙古自治区ゴビ砂漠。
砂漠を緑化したい。
そんな夢のような仕事に挑戦したのが
日本沙漠緑化実践協会の会長元鳥取大学名誉教授・遠山正瑛(とおやませいえい)教授。
1935年(昭和10年)、京都大学農学部にいた遠山氏。
日本政府の要請を受けて中国ゴビ砂漠の緑化に挑む。
しかし、日本と中国は日中紛争が戦争に発展。
やがて、太平洋戦争が勃発。
中国大陸を後にした遠山氏。
1948年(昭和23年)に鳥取大農学部教授に就任して鳥取砂丘の緑化に尽力。
そして
37年が過ぎた1972年(昭和47年)、日中国交正常化成立。
そのとき、遠山教授72歳。
再び中国ゴビ砂漠の緑化に挑戦すべく、旅立つ。
乾燥に強い樹木「くず」の種をゴビ砂漠に撒き、緑化しようという試みであった。
ゴビ砂漠に撒かれた「くず」は、やがて芽を出した。
しかし、若芽は放牧されていた羊にほとんど食べられ、「くず」による緑化は失敗。
次いで、乾燥に強い「ポプラ」を植樹することに。
「ポプラ」は、ある程度育った苗木でなければ根付かない。
その苗木を一本一本ゴビ砂漠に植える作業のために、日本からボランティアを集う。
集まってくれたボランティアとともに、「ポプラ」の苗木100万本をゴビ砂漠に植樹することに成功。
しかし、ゴビ砂漠を大きな豪雨が襲う。
植樹した「ポプラ」の4割が濁流に消えてしまいました。
このとき、遠山教授は、すでに90歳。
だが、遠山教授はあきらめること無く「ポプラ」の苗木の植樹を続行。
ゴビ砂漠に植えた「ポプラ」の苗木は、約330万本。
それらは、その後大きなポプラの成長木となり、ゴビ砂漠周辺の部落では農業を営むことが可能となりました。
2004年2月27日、遠山正瑛・鳥取大学名誉教授は、肺炎のため鳥取市内で亡くなりました。
享年97歳。
当時の中国の江沢民前国家主席は、遠山教授と二度にわたり会見し、中国の砂漠緑化への貢献を高く評価しました。
内蒙古自治区政府は「栄誉公民」の称号を授与。
さらに、国連も遠山教授に「人類に対する思いやり市民賞」を贈っています。
ゴビ砂漠を見渡す場所には、遠山教授の銅像が建立されています。
その銅像の台座に刻まれた碑銘には
「遠山先生は砂漠化防止を世界和平に通じる道と考え、90歳の高齢でありながらたゆまず努力し、志を変えなかった。
この精神は尊敬すべきであり、志は鑑(かがみ)とすべきであり、功績は称えるべきである」
と、ゴビ砂漠の緑化に尽力した遠山教授の功績を称えています。
ゴビ砂漠の緑化のための「ポプラ」の植樹は、現在でも遠山教授の意思を受け継いだNPO法人の手に引き継がれて、継続されています。
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小6の長男が、将来、農学部へ行き、砂漠の緑化運動で国際貢献をしたいと言っております。
色々と調べていると、鳥取大学がこの分野では日本トップレベルだと知りました。
以前に遠山先生のことをテレビで見た事がありましたが、遠山先生も鳥取大学の名誉教授だったのですね。
今後、砂漠化問題は地球規模でますます問題になってくると思います。
長男には「夢」をもって歩んでほしいです。
色々と勉強になりました。
ありがとうございます。