・バイエル薬品がヒトiPS細胞を世界一早く作製していた!〜ヒトiPS細胞の権利の行方は?
ヒトiPS細胞の生成に昨年の11月20日に京大の山中伸弥教授らのチームが世界にいち早く発見したと科学雑誌に発表した。
iPS細胞とは、人工多能性幹細胞と言われ、倫理的に研究が進捗していないヒトES細胞に変わるべく細胞として、世界中で研究開発の競争となっていた。
人間の再生医療の切り札と目されているヒトES細胞であるが、その製法は受精卵が胚盤胞と呼ばれる段階にまで発生したところで取り出して培養する必要があり(現在のところ)、倫理的に疑問視されていた。
また、ヒトES細胞の生成がクローン人間の作成につながるとされ、倫理的に禁止すべきという動きが世界的に浸透しており、研究が進捗していない。
iPS細胞は、様々な臓器や組織に変化する、人の新型万能細胞でヒトES細胞と遜色のないものとされている。
ヒトES細胞は女性の受精卵から生成されるのに対して、iPS細胞は皮膚細胞から生成される。
山中教授らは、06年8月マウスでのiPS細胞の作製発表。
その後、およそ1年以上をかけてヒトの皮膚細胞からの生成に成功。
世界中が、そのiPS細胞生成開発の競争をしていた。
再生医療、そして新薬開発になくてはならない研究だからだ。
くしくも、京大、山中教授らのチームの発表と同じ日に、世界で初めてES細胞を作製したことで知られるウィスコンシン大学のジェームズ・トムソンらのグループもiPS細胞を作製する論文を発表した。
これは、日米の開発競争となるものとされていたのだが、
何と。
バイエル薬品(バイエル・グループ、本社ドイツ)が京大の山中教授らの発表よりも早く、iPS細胞の生成に成功していたようなのだ。
バイエル薬品神戸リサーチセンター(神戸市)の桜田一洋センター長らのチームがiPS細胞の生成に成功。
06年8月、山中教授によるマウスでのiPS細胞の作製発表を受けて、直後に人のiPS細胞づくりに着手したとの事である。
すでに、特許の出願も済ませているようである。
日本、アメリカ、ドイツ、ヒトiPS細胞の権利の行方や如何に?
この記事へのコメント
★★願いが叶うかも★★
Posted by こう at 2008年05月11日 07:10
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