日本にとってアイルトン・セナとはどのような立場に位置していたのだろう?
ホンダが「ウイリアムズ・ホンダ」で1986,87年連続でコンストラクターズ・チャンピオンに輝き、
更に1987年中島悟氏が参戦しフジテレビでもF1が生放送されるなど、日本におけるF1人気が盛り上がる時期にアイルトン・セナが登場。(したように見えた)
尚且つ、1988年の鈴鹿GPで涙のシーズン・チャンピオンを獲得。
更に、涙もろいというナイーブさが日本人に受け入れられて、今までF1に関心のなかった多く女性を虜にし「セナ様」なる愛称まで誕生した。
ビートルズのような外タレ以外で、しかもスポーツ選手が日本でこれほど有名になり浸透したのはセナが最初だと思います。
ホンダに乗っていたセナは、確かに強かった。
そして「ホンダ・ミュージック」と称される、他のF1マシーンより1オクターブ高いホンダのエンジン音。
さらに「セナ足」と云われる小刻みにアクセルを踏むセナ独自のアクセルワーク。
これらが重なって独自の「ホンダ・サウンド」をかもし出した。
セナの人気はどこか日本のバブル景気と重なる。
バブル絶頂期の80年代後半に人気が上昇、そして1994年セナの死と時を同じくしてバブルがはじけ、日本は「失われた10年」に突入する。
F1界も「音速の貴公子アイルトン・セナ」が亡くなった後に現れたのが「怪物ミハエル・シューマッハ」である。
F1の人気は潮が引くようにもしぼんでゆき、元のオイルの臭いと爆音、そして無骨な男臭い現場へと逆戻りしてしまった。
古舘伊知郎氏が、度々フジテレビのF1キャスターを担当、速射砲のように単語に装飾する連語を重ねていくという独自の「古館節」が炸裂。
しかし、現在は何とTV朝日の看板番組「報道ステーション」のメイン・キャスターを担当。
時代が変わって過去を振り返って見ると、確かにアイルトン・セナの出現は、日本のバブルの時期と奇妙な一致を見せる。
そういった意味からすれば、彼は時代の寵児であったのかもしれません。
アイルトン・セナF1 主な戦績。
出走回数161回
ポールポジション 65回
優勝回数 41回
シーズン・チャンピオン 3回
享年34歳
F1 1988〜1993
エピローグ〜アイルトン・セナとジル・ヴィルヌーブ。
セナは1982年スパ・フランコルシャン(ベルギー)で事故死したジル・ヴィルヌーブを尊敬するドライバーとして挙げている。
わずかに32歳で夭折してしまったフェラーリを代表するカナダ人ドライバー、ジル・ヴィルヌーブ。
77年から82年までフェラーリでF1に参戦。
わずかに6勝しか挙げていませんが、荒馬フェラーリをカウンターをあてながらマシーン・コントロールする姿に、フェラーリの創業者、故エンツォ・フェラーリ氏が絶賛したとか。
(74〜77年にフェラーリに乗っていた、知性派と云われるニキ・ラウダ氏はあまり「タイプ」ではなかったようです。ニキ・ラウダ氏も大クラッシュをしましたが、奇跡的な生還を遂げました。)
そして、ヘルメットをとると、とてもカー・レーサーとは思えないナイーブな雰囲気を漂わせるハンサムな男性でした。
どことなくアイルトン・セナも雰囲気が似ているかもしれません。
天国ではエンツォ・フェラーリが作ったフェラーリに乗ったジル・ヴィルヌーブと、本田宗一郎氏が作ったホンダに乗ったセナがレースをして楽しんでいることでしょう。
合掌。
セナ〜ホンダ・プレリュード
1994年F1日本GPオープニング
Ayrton Senna
F1エンディングテーマ曲:ロビー・ザンダー〜In This Country
1994 F1 日本GP エンディング
【佐藤準】A Latchkey
「おまけ」〜マンセルとセナ。極めつけの珍シーンをどうぞ!!
▼▼▼ 続きは、こちら!!▼▼▼
・アイルトン・セナ・音速の貴公子誕生、84年F1デビューから86年JPSロータス・ルノー時代まで(動画)@
・アイルトン・セナは1987年「ホンダ(HONDA)」と出会い、2度のワールド・チャンピオン獲得とアラン・プロストとの確執、1990年まで(動画)A
・・アイルトン・セナ1990年3度目のワールド・チャンピオン獲得。
そして「モナコ・マイスター」となる。
1994年5月1日サンマリノ・イモラ・サーキットの「タンブレロ・コーナー」に散る!!(動画)B
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97142738
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
人気ブログランキングへ
http://blog.seesaa.jp/tb/97142738
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック

