国際間を激しく行きかうモノの取引においては、常に付きまとう問題のモノの価格差。
そして国家間の利益争奪の綱引きから生じる関税率の差。
自分の国のイデオロギーを優遇しようとするわけです。
こうした貿易を制限しようとする動きは、ほかにも輸入の禁止や数量制限など様々な方法が取られます。
「ガット」のルールはそれらを「関税」に置き換え、各国間の貿易の差を無くそうというものです。
1986年9月にウルグアイで開催されたウルグアイ・ラウンドでは、モノの貿易だけでなく、サービスや知的所有権などを含む貿易ルールについて各国が合意しました。
そして、世界貿易機関(WTO)の設立が決定しました。
そして、わが国の主食「米」についてです。
「米」は輸入量がほとんどない品目です。
ガット・ウルグァイ・ラウンド(WTO)の合意事項として最低輸入量(ミニマム・アクセス)として当時の国内消費量の3%の輸入を認めなければなりません。
そしてミニマム・アクセスは徐々に増えて、平成11年度は6.8%(72.4万玄米トン)、平成12年度は7.2%(76.7万玄米トン)のミニマム・アクセス米を輸入する(毎年0.8増から0.4増に半減)ことになります。
日本は現在、米国から輸入しているコメ150万トンを備蓄しています。
さらに、中国、ベトナムなどからもミニマム・アクセス米を受け入れています。
日本国内においては、ミニマム・アクセス米は、工業用のりなどとして加工されて使用されます。
世界の穀物高騰をうけて備蓄してあるこのミニマム・アクセス米の半分を国際市場に放出することが決定したようです。
日本食料自給率はは30%台と先進国で最低ですが、「米」は相当余っているんですね。
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